19時間目「セクラベ」

薄氷の勝利を手にしたリョータ君。
ほっとするのも束の間、思わぬケチが・・・
「リョータの方が足短くねぇ?」
「え」

「鉄棒に跨れば較べやすいぞ」
「もう勝負はついたから・・・(汗」

「何してるの?早く」
やる気満々のチカちゃん。
コウジ君が鉄棒を指差してます。
リョータ君は渋々鉄棒に跨りました。
「セクラベ」第2戦の開始です。


「ちゃんと足伸ばさないとな」
そう言いながら、コウジ君はリョータ君の足を下に引っぱります。
「おいおい!あんま強く引っぱるなって!」

「チカちゃんもね。リベンジだよ!がんばんなきゃ!」
ユウキちゃんもコウジに便乗してチカちゃんの足を引っぱり始めました。
「へ?!ちょ、ちょっと!まっ」
その時です。
チカちゃんの体がピクンと震えました。
(えっ!な、なに・・・これ・・・)

ユウキちゃんが、チカちゃんがリョータに負けないようにとグイグイ引っぱるたびに
鉄棒にチカちゃんのブルマが食い込んでしまいます。
そしてそれはチカちゃんが今まで経験したことが無い気持ちよさを頭に叩き込んでくるのです。
「ちょ、ユウキちゃ・・・アっ!」
(ひゃぁ!・・・だめ・・・そんな・・・つ、強くしちゃ・・・アゥっ!)
頭の中が桃色になり始めたチカちゃん。
必死の抵抗で鉄棒を両手で突っぱねます。
でもユウキちゃんの「チカちゃんを勝たせたい!」という強い思いを跳ね返せません。
それどころか、変に手に力を入れたために体が前後にスライドしてしまいました。
「!!!」
(きゃぅッ!あぁ!ふぅあ!)
チカちゃんは顔を真っ赤にして目を閉じてしまいました。

「がんばってチカちゃん!痛くても、ここが我慢のしどころだよ!」
ユウキちゃんが見当違いの応援をします。ますます強く引っぱります。
未知の快楽に喘ぐチカちゃんは、全身に力が入ってしまいます。
その絶妙な力の配分が、食い込むブルマに絶妙な刺激を与えてしまうのです。
(ヒっ!あぁぁっ!い、イヤァ・・・もう、がまん、できないよぅ!)
「やった!チカちゃんの方が、足長いよ!」
我慢も限界に達しようかというその瞬間。ユウキちゃんが勝利者コールをあげました。

そして、その声が引き金になったかのように、チカちゃんのエクスタシーが始まりました。
(うあっ!ああああああああああああああんッ!!!)
びくんびくんと体が震え体がくの字に折れ曲がります。
鉄棒を抱え込むようにして倒れ込んでしまいました。
必死に歯を食いしばっていたので、嬌声を聞かれずに済んだのは幸いです。

未経験の快楽に飲み込まれ、全身の力が抜けてしまったチカちゃん。
そして、ここは鉄棒の上。
ずるりと滑り落ちてユウキちゃんの上に落下してしまいます。
「むぎゅっ!」
情けない悲鳴をあげてユウキちゃんは気絶してしまいました。
まさに天罰覿面ってやつです。
予想外の出来事に、周りの子達は慌てふためいて二人を介抱し始めましたとさ


・・・あ。
そういえば。
すっかり忘れてました。
気絶した二人を中心にした輪からちょいと外れたところ。
リョータ君、コウジ君があんまり強く引っぱるもんだから股間を押さえてうずくまってます。

痛くて痛くて泣きそうなリョータ君。
気持ちよすぎて気絶しちゃったチカちゃん。

・・・男って損ですね♪

おわり

 

 

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