南家三女チアキはボーゼンとしていた。
いつの間にか服を脱がされ、下着まで剥ぎ取られ、あげくの果てには
南家次女カナが自分と同じく裸になり、大きく両手を突き上げ、三文芝居的な襲い方で迫っていた。
「・・・何のつもりだ馬鹿野郎。」
「ちっ、起きちまったか。」
「起きてなければ何をするつもりだったんだ馬鹿野郎。」
「いや、姉としてやはり妹の成長度合いの確認は怠ってはイカンと思ってな。」
「・・・常識的な範疇なら私は構わないがもっと時間と調査方法を
その少ない脳でも考えて見るべきだったな馬鹿野郎。」
ノータイムでカナをまくし立てる未だ全裸のチアキ。
そろそろ怒りの沸点が近い全裸のカナ。
「大体こんな格好にして何をするつもりだ?一応意見を聞いておこう。」
カナの沸点を悟り、こんな夜遅くに事を荒立てては色々と面倒だと思い、少し譲歩してみるチアキ。
「む、そうか?まあ簡単な事だ。」
(簡単な事ならますます今する必要はないだろう馬鹿野郎。)
と出かかった言葉を飲み込みとりあえず話を聞く。
「チアキは『おかしな事』についての知識はまだまだだが身体的には
『おかしな事』を受け止められるかどうかの確認作業だな。」
自信満々に答えるカナ。
「ほう。やはり『おかしな事』は誰でもいきなり出来るわけでは無いのか?」
チアキが何故か興味を持ち始めた。
適当に話を聞いて受け流しとっとと寝ようと目論んでいたが
長女ハルカにいくら聞いても顔を赤くするばかりの『おかしな事』にチアキは少し気になっていた。
思わぬ伏兵にスキを突かれたもんだと思いつつ、『おかしな事』については一日の長(?)があるカナに任せてみる事にした。
「どうするのかよく分からないが、分からないままの方が不安だ。確認してもらいたい。」
「うっしゃ!任せとけ!」
どんと胸を叩き威勢よく答えるカナ。
「じゃあまず・・・」
「・・・まず何だ?」
「アタシをチアキの好きな男と仮定してくれ。」
「む、不本意だが仕方ない。」
(これがハルカお姉様だったらな・・・。)

「じゃあまずキスだな。『おかしな事』においてキスは最初の重要なポイントだ。」
「ほう。キスか・・・」
少し顔を赤らめながら納得するチアキ。
「そしてただキスするだけじゃあなくワンステップ進んだキスを伝授する。」
すっかり老師気分のカナ。
「え?す、するのか?」
「まーまー任せとけ。」
チアキの顔をわしっと掴み近付ける。
(・・・何だか怖いぞ。相手がこの馬鹿野郎だからか?)
ちゅっ
「・・・んむぅっ・・・んぅっ・・・」
唇を合わせる二人。行き場の無いチアキの両手はふらふらと空を切る。
「ふうっ。よし、ここからが重要だ!
いいか?『おかしな事』をさらに盛り上げる際のプラスアルファが必要だ。」
「プラスアルファ?」
「いいか?実際に今からやってみる。」
再び唇をチアキの唇へあてがう。
「むぅっ・・・んむぐぅっ・・・!!」舌を挿入され戸惑うチアキ。口内で本人と同じく、活発に動くカナの舌に圧倒されていた。
「ぐむぅ・・・ぅん・・・・・・んむっ・・・んふぁっ!」
息苦しく悶えるチアキ。
カナの舌がチアキの舌を捉える。
チアキの舌を見つけ、姉らしいところを見せるべく(?)貪り続けるカナ。
「っちゅっ・・・くちゅっ・・・あむっ・・・・・・」
最初はぎゅっと目をつむってだけのチアキが、だんだん反応を見せ始める。
目は潤み少し視線が惚けている。強張らせていた体も舌を絡ませる度、びくびくと体を震わせる。
体に力が入らないのかカナの肩に手を置く。
「あっ・・・」
カナが唇を放すとチアキが少し名残惜しそうにする。
「ふうっ。じゃあここからは私は何も言わん。チアキも体で覚えろ。」
聞こえているのかは定かでは無いがこくりと頷くチアキ。
言い終えるとカナは一回り小さいチアキを覆うように抱く。
チアキの首辺りに顔を埋め首筋をちろりと舌を這わす。
「きゃうっ・・・!」
予想外に可愛い反応が返って来る。
カナに火が付いたかそこから更に舌を這わせる。
「くぅっ・・・あっ!・・・あふっ・・・・・・」
ぬらぬらと辿り着いた膨らみきっていない僅かな胸の頂を直に攻めず周りを舐め、焦らしてみる。
「あっ・・・うあっ・・・・・うぅんっ・・・あぁっ・・・」
口許に締まりが無くなって来た。
普段の引き締まった口許の面影も見せず、初めて知った快楽に溺れている。
「んぁっ・・・カナぁ・・・・・・ここ・・・ぅぁっ・・・もぉっ・・・・・・」
遠慮がちに催促するチアキ。求めている妹の願いを無下にすることは出来ない。
そう考えたカナは焦らす事無く乳首を一気に攻める。


 

 

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